Disney HYPERION BOOKS (currently, Hachette Books)
MILES TO GO by MILEY CYRUS with Hilary Liftin
ディズニー・ハイペリオンブックス
【現・アシェットブックス】
MILES TO GO(題意:沢山の思い出と、やりたいこと)
マイリー・サイラス著 ヒラリー・リフティン共著
ペーパーバック版
本書の英語は、執筆当時16歳のマイリー・サイラスらしい魅力的な語感を残しつつ、共著者ヒラリー・リフティンによる適切なリライトがあると思われます。日本語訳は、それを反映しました。
No Such Thing as a Hate Song
余のネタに「ヘイトソング」という歌は無い(ナポレオンみたいなこと言っちゃった)
Prince Charming and I broke up on December 19, 2007. The hardest day ever. My life felt like it had ground to a halt, but the rest of the world kept right on rolling. I was on tour. People were counting on me, but my head - no, my heart - was dizzy.
白馬の王子様と私との関係は、2007年12月19日、破局となりました。今までで一番つらい一日でした。私の人生、大きな音を立ててブレーキが掛かった、でも周りは順調に動き続けている、そんな気分だったわよ。私はその時ツアー中で、周りは皆私がベストを尽くすと期待してくれていて、でも本人の私は、頭がグラグラ、じゃなかった、心がグラグラでした。
I've always used words to connect with people, and I've always felt that if I just let the words flow, just said what came to me. it would be from the heart and I would be understood. The day before the tour ended I wrote ten pages, front and back, about why I loved Prince Charming, how I would wait for him, why we needed to be together. When I love someone, I love them with everything in me. But when the love's not there anymore, what do you do?
私の作る歌詞は、いつも人と関わりのあるものです。で、いつも思うことですが、何も考えずに言葉がどんどん流れ出てくるようなら、それは天から降ってきたようなものなので、私の気持ちの奥底から出てきたものなので、私という人間が理解してもらえるもの、だと思うんです。ツアー最終日の前日、私は10ページ書きました。混乱した精神状態でしたが、内容は、白馬の王子様を好きになった理由や、彼のことを待つ日々、何故二人は一緒に居なければいけないのか、などを綴ったのです。そもそも私は、人を恋する時は自分のすべてを懸けます。でも、肝心の恋する気持ちがなくなってしまったら、何もしようがありません。
Deep down I knew we weren't being our best selves. And that was what I wanted - and thought I deserved - in a relationship. To be my best self and to bring out the best in someone else.
心の奥底で、気付いていました。私達は一緒にいてしまうと、出来ないことがあった。それは、自分らしい状態で完全にいること。これこそ、私が望んだことだったし、当然そう居れると思ったしね、男女交際ってものはサ。自分らしく居られるからこそ、相手の「らしさ」も引き出せる、てもんでしょ。
But still .....
でも、そうは言ってもね…
I was angry when I wrote “7 Things I Hate about You.” I wanted to punish him, to get him back for hurting me. It starts with a list of what I “hate,” but I'm not a hater. My heart knew from the start that it was going to turn into a love song. Why does he get a love song? Because I don't hate him. I won't let myself hate anybody. That's not the way my heart works. It's a song about how I should hate him but I don't, and I don't know why. It's a song about forgiving, not forgetting.
「7つの、あなたを憎むワケ」を書いた時、私は頭に血が上っていました。私から離れていったアイツを引きずり戻して、私を傷つけたことにバツを与えてやりたかった。歌の始まりは、アイツを憎いと思うリストです。ところが、私は元々、人を憎むような人間ではないのです。心の中ではわかっていました、この歌詞を書きすすめていけば、結局はラブソングになる流れだな、と。なんでアイツのためにラブソングを書かなきゃいけないのよ、と聞かれれば、私はアイツを憎んではいないから、てことになります。そもそも人を憎むなんて気持ちは、自分で封印します。気持ちがそうはならないからです。本来ならこんなヤツ憎むに決まってるでしょ、という歌ですが、そうはならななかった。自分でも理由がわかりません。この歌は人を許す歌であって、忘れるための歌ではないのです。
There's a big difference between knowing and feeling. Here's what I know:★ I know I'm “only six-teen.” I know that most people when they're older look back on when they were sixteen and think, “Man, I didn't know anything back then.” I know that what I want, what I look for in a boyfriend, is bound to change a lot, because I know I've got a lot of changes ahead of me still. I know all that. I really do.
★So far.
「知ってる」と「思ってる」の違いは、大きいですよね。まず私が知ってることからいきます★。私は「たったの16歳」。大抵の人は歳を取ると、16歳の頃を振り返りこう思う「あーあ、私ったら何も分かってなかったなぁ、あの頃は」。彼氏というものに対し、自分が期待するものや求めるものは、必ず大きく変化する、なぜなら、常に自分の将来は多くの変化が待ち受けているから。以上、全部、ちゃんと分かっています、マジで。
★この本を書いている時点の話ね
Here's what I feel:
では次に「思ってる」こと、いきます。
It's hard to imagine that our love is a story with an end.
今になってみれば、私達の恋は、終わりのある話であることが、想像しがたい。
But you know, at least I'm getting some really good songs out of it.
でもさ、少なくとも、この経験から、結構いい曲が幾つか書けそうなのよね。
★★★ 7 things that make me sad ★★★
★★★ 考えると悲しくなること ベスト7★★★
1. my pappy dying
2. that my parents will never know how much I love them
3. my horsies being in Nashville without me
4. people who don't know Jesus
5. kids with parents who don't kiss them goodnight & tell them how much they adore them
6. my brother being on tour without me
7. world hunger
1.じいじが、もうこの世に居ない
2.両親に対する私の愛の深さを、二人は一生知り得ない
3.ナッシュビルにいる私の馬達の、そばに居てやれない
4.キリストを知らない人々がいる
5.おやすみのキスをしてもらえず、愛されていることも伝えてもらえない子供達がいる
6.兄が私抜きでツアー中である
7.この世に飢餓が存在する